以前、このブログで、僕には「12年間の反抗期」があった話をした。いわゆる第二次反抗期と呼ばれるものだが、子が第二次反抗期を乗り越えるにはどんなキッカケが必要なのだろう? 母親のことを「うざい」と感じることが多かった僕は、とても苦労した。
この状況を乗り越えるには、ただ自分のストレスと向き合っているだけではうまくいかない。家族の問題は、やっぱり家族で解決するしかないのだ。
僕も、親たちが自分たちの非を認めるようになったことで、状況が改善しはじめた。
子ども扱いが1番の敵
あなたの親は、こういう言葉を言うことがないだろうか? もしくは、あなた親だとしたら、こんなことを子どもに言ってしまっていないだろうか?
「親にとって子どもはいつまでたっても子ども」
成人した子どもや、いい年をした思春期の子どもは、親に子ども扱いをされると「ムカつく」のが現状であり、子どもが反抗する理由は、まずこの『子ども扱い』にある。だったら、親がそういう扱いをしないように努力するか、子が親に実力を示して分からせるしかない。
関係を逆転させる方法
まず1つは、子が「親のできないこと」や「親の知らないこと」あるいは「親の持っていない能力」などに自信を持つようにし、親にそのことを深く理解させる方法が挙げられる。
僕の場合でも実際にそうだが、やはり歳を重ねるにつれて親子の関係は変わっていくものだ。今でも、対等の立場で話したり、関係が逆転したりすることは日ごとに増えている。
親に子離れさせる方法
いくら反抗しても親が理解を示してくれない場合は、とにかく距離を置く手段が1番だ。
ただ、必ずしも家を出て行く必要はない。親が口うるさく言うことを先回りしてしてやれば、一緒に暮らしていても距離を置くことは十分にできる。
また、子離れのできていない母親の特徴として、自分のことより子どものことを優先する傾向が強い。こういうタイプの母親には、何か新しい趣味を探してあげるのも良いかも知れない。
反抗期を乗り越えて
第二次反抗期を乗り越えるには、子は「親に対しての戦い」に挑み続けるしかない。子どもは親の言うことを聞いていれば良いなんてことは、まずあり得ない話であり、意見の押し付けをしてしまっている親たちは、どこかで「自分たちの非を認めること」が求められる。
近頃では、親が「本当に○○の言うとおりやね」という言葉を良く使うようになった。何年か前は何を言っても通用しなかったことが、すんなりと通用するようになるのだ。
お互いに歩み寄り許し合うこと
すべてが逆転して「今では子どもが言うことが全て正しい」というわけではないが、ようやく家族として協力できる関係になったとき、やっぱり家族は大事だと感じるようになった。
今になって思えば、もっと早くに反抗期を乗り越えられていたならどれだけ良かっただろうと思う。いつもいつも『効率』の話をして悪いけど、家庭内不和の状態で人生を送るのって凄く効率が悪いんだよね。そして、それはきっと親にとっても同じこと。
おそらく第三次反抗期が来ることはないので、今はこの問題を解決できて本当に良かったなと感じている。だって、日常的にイライラすることが全くなくなったからね。
まとめ
基本は放ったらかしでも、困ったときに助け合えるのが家族。親と子の関係も、子が反抗期に入った時点からそういう風にできるのが1番だと思う。それで子どもが反抗期にならないかというとそう簡単ではないだろうけど、少なくとも、自分が親になったときはそうしたい。