さて、今回は五月病の原因について掘り下げてみたい。今年も大型連休ゴールデンウィークが半ばに差し掛かり「あと○○日で仕事に戻らなくては」と憂鬱になる人が出てくる頃だろう。あとで後悔しないよう、上手に長期休暇を利用できているだろうか?
五月病がなぜ起こるかというと、僕は、GWという長期休暇が最大の原因だと思っている。
僕たちは大型連休に慣れていないから、その「上手な過ごし方」をよく知らない。その結果、GWの半ばから終わりに掛けて、言い表すことのできない「後悔の念」に襲われるのだ。
つまり、五月病を引き起こす1番の原因は、GWの過ごし方に掛かっているというわけだ。
五月病を侮ってはいけない
常に結果を求められる忙しい現代人にとって、五月病は大敵だ。
五月病はうつ病以上に周りの人への説明が難しいので、下手にやらかしてしまうと、職場での信頼を落とすだけでなく、失業に繋がることだってあるかもしれない。
会社に電話して「今日は五月病みたいなので休ませていただきます」とは言えないだろう。
GW中の過ごし方は自由だし、休みの間くらい「何も考えたくない」と思うのはよく分かる。でも、長期休暇に慣れていない人ほど、GW明けに五月病になるリスクがある。できるなら、なるべく上手にGWを過ごして「五月病の予防」をしておきたいところだ。
長期休暇の過ごし方の注意点
五月病を予防するために、長期休暇の過ごし方の注意点がいくつかある。
1.休暇はしっかり満喫する
1つは、長期休暇をあとで後悔しないために、しっかりと休暇を満喫するということ。これについては、ライフハッカーの次の記事が参考になると思うので紹介しておく。
仕事のことは忘れ、休暇を思いっきり楽しむべきだということが書かれている。これには僕もやはり同感で、家族や恋人がいる人は思う存分に家族や恋人と時間を過ごすべきだし、ソロの人なら、休暇中のアヴァンチュールなんかがあっても良い。休みが終わったあとのことなんてあれこれ考えず、あとで後悔をしないように全力で楽しむべきだ。
2.より多くの人と触れ合う
家族や恋人など、あなたの特別な誰かと「濃密な時間」を過ごすことはもちろん1番大事だ。
でも、せっかくの長期休暇なのだから、電話やメールやLINEなどを使って『より多くの人』と触れ合うようにしてみよう。しばらく連絡を取っていなかった人とも、休暇中は話がしやすくなるので連絡しれてみると良い。
もちろん、何かのイベントを通して新しく知り合いを増やしたり、旅行先で一緒になった人に声を掛けて友達になったりするのも良い。だけど、移動時間などちょっとした空き時間には、電話やメールやLINEなども積極的に使ってみることをおすすめする。連休が終わってしまうと自分だけでなく周りもまた忙しくなってしまうのだから。
3.楽しみを絶やさないこと
GWが終わって「楽しみ」がなくなってしまうと、ブルーな気持ちになってしまうのも無理はない。どれだけ休暇を満喫して多くの人と触れ合ったとしても、僕たちには、次に続く新たな楽しみがどうしても必要なのだ。
ここぞとばかりにGWにギュウギュウに予定を詰め込むのではなく、長期休暇のとき以外でもできる好きなことは、しっかりと予定に入れておくようにしよう。自分の近くにいる人と会う約束なども、GW明けに予定しておけば楽しみを絶やさずにいられる。
もちろん、GWを思う存分に楽しむことは1番大事。でも、そのあとにも楽しみを取っておくようにできれば、五月病になるリスクはさらに下がる。長期休暇中から、次の週末のことまで考えておくと良いだろう。
あなたやあなたの周りは大丈夫?
今回は、五月病が起こる原因とその対策について考えをまとめてみた。あなたやあなたの周りにいる人たちは、しっかり五月病の予防ができているかな?
GW明けに五月病になってしまった人は、それからでも遅くないので、3番の予防策だけでも実行してみると良いかも。次の週末や空き時間の楽しみを絶やさなければ、五月病も吹き飛ぶことだろう。逆にこれらができていれば、休暇のあともエネルギーがみなぎってくるはず。
あなたの周りの人にも、ぜひ教えてあげよう。