よく「なんかいいことないかなぁ?」と口癖のように呟く人がいるけど、それってその言葉を聞いている人に何かを期待しまってないかい? 中には、自分の頭の中で「何かいいこと」を具体的にイメージしている人もいる。どうして積極的になれないの?
きっと、こういう受け身な人たちは、成り行きを「周りの人たち」に委ねることが当たり前になってしまっている。本当は自分でも「違う自分になりたい…!」とか「自分の今いる場所はあまり面白くない…!」と気付いているはずなのに。
今はよくないと認めているようなもの
まず、自分のセリフと考えていることの両方をよく分析してみよう。
もし「なんかいいことないかなぁ?」と口癖のように言ってしまっているとしたら、それは、あなたは『今はよくない』と認めているのと同じだ。
仮に『よくない』とまではいかなくても、おそらく『現状に満足はしていない』だろう。僕は反抗期の時期があったけど、その頃も「何」に不満足かが分かれば、対処法は見つけやすい。
分かっているなら話は早い!
さて、もし『現状に満足はしていない』ということが分かっているなら、話は早いよね。
「違う自分になりたい…!」とか「自分の今いる場所はあまり面白くない…!」という風に、何かしら『満足していない部分』がある。そのことをまず、自分に言い聞かせてみるといい。
そして『自分の思い』に耳を傾ける。大丈夫、本当は自分でも「何が欲しいか」気付いているはずだ。あなたが現状で「満足していない部分」と、頭の中で考えている「何かいいこと」を照らし合わせながら、2列に書き出してみると良いかもしれない。
例えば、1列目が「同じ毎日の繰り返し」、2列目に「どこか別の街で暮らしたい」など。
「何」にいいことを期待している?
あなたの頭の中には、現状で「満足していない部分」と「何かいいこと」との間のギャップが存在しているわけである。満足していない部分を「いいこと」に変えてやる必要がある。
じゃあ、そのギャップを埋めてくれるのは「何」だろうか?
周りの誰かだろうか? 世界を変える救世主、偉大な政治家、もしくは白馬に乗った王子様のような存在などは、期待してはいけない。もし期待してしまっている場合は、要注意である。
なぜなら、あなたの頭の中にある「理想と現実のギャップ」を埋めてくれる人は、気付いてるはずだろうけど、絶対に『あなた』しかいないからだ。「満足していない部分」が分かったら簡単である。人生は、思っているよりも簡単に変えられる。これは僕の経験で保証する。
主体性を鍛えるだけで変われる
もちろん、自分から行動を起こさなくても多少の「いいこと」は必ずやってくる。運のいい人なら、すごくいいことだって勝手にやってくるかもしれない。だけど、それはあなたが本当に望んでいることとは違うかもしれない。
さらに問題なのは、受け身でいると「一喜一憂」してしまうばかりで、疲れてしまうことだ。いいことと同じように「悪いこと」もあるし、すごく悪いことだってあるかもしれない。
結局のところ、自分自身で「理想と現実のギャップ」を埋めていくのが1番効率が良いのだ。だから、主体性を持って自分の『言動』と『行動』を変えてみよう。
「いいことないかなぁ?」よりも「必ずいいことがある」と信じるのだ。
必ずいいことはある(悪いことも)
何もせずにいても、必ずいいことはある。悪いこともある。だけど、同じ毎日を過ごしているだけで、自分から何も行動を起こさないようでは、そんなに大したことは起こらない。
ほとんどの人は、現状で「満足していない部分」が一体『何』なのかは気付いているはずだ。そして、おそらく「何かいいこと」も大体はイメージできているだろう。
主体性を持って行動すれば、あなたの考えていた「なんかいいことないかなぁ?」は予想外に早く実現化するはず。受け身なままだと、些細なことに一喜一憂して「毎日」を繰り返すだけなんだから、周りのことは気にせず「より大きないいこと」のために頑張ろう。